ツキノワグマ、ニホンジカ、ニホンザル、ハクビシン、タヌキ、キツネ、イタチ、モズ、ムクドリ、キジ、サギ、トンビ……。
当園の田畑や裏山には、実に多くの鳥や獣が生息している。いわば、自然の動物園のような様相を呈している。
モズは畑作業をしていると至近距離まで近寄ってきて、土の中から出てきたミミズなどをすかさずゲットしていく。しかも、彼らはカエルやバッタを果樹園の枝に串刺しにする習性(はやにえ)があり、その姿をよく目にする。
また、ムクドリは刈払機やトラクターのあとをついてきて、同じように虫などを捕食していく。一人で作業している時には、「食事の時間だよ」「ごちそうをどうぞ」といった具合に、自然と鳥たちに話しかけてしまう。
トンビもまた、上空を悠々と舞いながら、農作業の様子をうかがっている。ヘビや野ネズミが姿を現すと、すっと舞い降り、巧みに捕らえていく。その狩りの姿は、実に見事である。
人間だけがこの自然の中で生きているのではない。鳥や獣、虫や草木、そして土の中の小さな生き物たちも、それぞれの命を営んでいる。そんな自然が織りなす営みに間近で触れ、日々の農作業を通してその一端を感じられることに、感動するとともに、生きる力をもらっている。
