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授粉用の花とり始まる

飯田市の西部山麓にある当園の周辺では一本桜が随所に見られます。飯田市の中心市街地より標高が高いこともあり、桜の開花は遅れがちですが、今年は3月末に満開を迎えました。桜が満開の時期を迎えるとナシの授粉に使う樹々の花とりが間髪を入れずに始まりました。昨年よりは7日、一昨年よりは15日早くなっています。明らかに温暖化の影響です。授粉樹の花とりが終わると人工授粉の作業に移っていきます。ただ、その一方で遅霜が心配です。昨年は4月上旬から下旬にかけて累計7日間真夜中に防霜対策で固形燃料を燃焼しました。できれば今年は遅霜が来ないことを祈っています。