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摘果作業

6月1日ナシに続きリンゴの摘果作業が終わりました。昨年より4日早く済みました。6月2日からはナシの袋掛け作業に入ります。作業に並行して草刈り作業も盛況です。当園には刈払機が3台、歩行用モアが1台、乗用モアが1台ありますが、先日20年以上使っていた刈払機が寿命を迎え、新しいものに買い替えることになりました。永い間働いてくれてありがとう。ただ、そこには設備投資に伴った農業収入高が求められます。しかし、原油高や物価高騰で消費が鈍り、売上高や利益金が確保できなければ設備投資は躊躇せざる得ません。農業は労働集約型の仕事ですが、農家の高齢化や担い手不足から他産業よりも深刻な状況で、自動化やロボット化が喫緊の課題のように思われます。スマート農業には多額の資金が必要になりますが、消費税免税業者が多い農家にとっては大きな負担です。そこで今後のキーワードは「信頼関係に基づいた援助」にあります。現在お取引して頂いているお客様から物心両面のサポートを受けながらこれまで以上に安全で、安心して食べて頂く農産物を安価で安定的に提供する農業にしていく必要があります。当園はそんな新たな農業スタイルを目指していきます。