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昆虫たち その1

当園の近くに昆虫の模式標本家が住んでおられます。地区外から20年前に移り住んでこられた方です。ご縁があり、その方の標本を拝見させていただきました。約10万点の国内外の様々な昆虫(甲虫・蝶・蜻蛉・飛蝗・蛾など)をお持ちで、圧倒させられます。採取歴は70年で、仕事の合間を見ては採取に出かけられるそうです。

その方曰く、当地へ移住した当初と現在とでは大きな変化がみられるということです。それは採取できる昆虫数が約4割減少しているというものです。具体的な根拠となる統計データはないそうですが、生活の中で感じられるそうです。確かに農作業をしていても昆虫の姿が少なく感じられます。以前は夜中自動車のフロントガラスやヘッドライトが昆虫で汚れたり、網戸に昆虫が群がってきていましたが最近は見られなくなってきています。

このことがきっかけで昆虫たちについて少し調べてみることにしました。つづく。