それは突然の出来事でした。サンふじの摘花作業を家族とパートさんの4名でしていた時のこと、田植に備えて水が敷き詰められた水田の上を走り回るような音がしたので顔を向けたところ、何とシカ4頭が農作業をしている私たちの横を駆け抜けていくではありませんか。一同唖然としてシカが駆けていった山の方を眺めていました。
これまでシカの足跡は目にすることはありましたが、実物に遭遇したのは初めて。我が家の周辺では日本猿やハクビシン、タヌキ、イタチ、キツネは私自身何度も目撃したことはありますが、シカの姿を間近で見たことはありませんでした。田畑の農作物やカタクリの花がシカなどによって被害にあっているとの話は聞いていましたので生息していることは知っていました。おそらく暖かくなって餌を探し求めているうちに里へ下りてきたのでしょう。
改めて都会にはない自然豊かな土地柄に何やらうれしさや誇らしさを感じた一日でした。